秋田を3分ほど停車した後は、停まってもすぐに発車する駅ばかり。ホームに降りられる余裕は無かった。ドアが開かない運転停車はあった。雪深い駅に運転停車で対向列車と行き違い。
休憩室で時間を過ごす。
寝台内で過ごすのもいいが、すぐに眠りに落ちてしまうのも勿体ない。ここで過ごしていると他の乗客と話したりして旅情があった。新幹線ではこうはいかない。
折畳みドアの下部から雪が吹き込んできてデッキはシンシンと寒い。
22:00を過ぎると車掌さんによるお休み放送があり、車内の電灯が減灯される。
B寝台は空いていた。くぐもったレールのジョイント音、時折踏切のベルや機関車の汽笛が響く夜汽車の車内。
列車の揺れに合わせて寝台のカーテンが揺れる。