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思い出の近郊区間大回りの旅

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昔の写真を整理していたら出てきた 近郊区間大回りの旅の初期のデジカメ写真。関西本線 柘植駅 キハ120の交換。

大都市近郊区間特例法を知って、ものごころついた頃から苦行のような乗り鉄を楽しんでいました。身近な人に伝えても変人扱いされるだけなので、密かに行っていました。
苦行になることもあるので年間にそう度々するものではありませんが、夏休みや冬休みに思い出したようにやってしまいます。ワンコインで一日中乗り鉄が出来ますから。車内検札で大回り乗車だと伝えると、普通にスルーされました。 




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撮影順を辿っていくと、過去のルートが分かります。この時は、尼崎から学研都市線で木津駅に出てきました。
学研都市線沿線や木津、関西本線 柘植あたりまで大阪への通勤圏になったようでその周辺住宅の変貌はこの数年間で様変わりしました。長閑だったところに大規模マンションが建ってきている、駅が近代化されるといった様子です。




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木津川流域の景色の中で単行ディーゼルカーが楽しめる関西本線も好きです。
この旅では、木津→関西本線 柘植→草津線 草津→東海道本線 米原へと進みました。




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米原ではEF81 が留置されていました。今なら、EF510でしょう。ここに留置される富山からのJR貨物 EF81はすさまじく汚れていました。厳しい環境の日本海縦貫線を走行してきたことを物語っています。



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交直流標準色 ピンク色は薄汚れた時に際立ちます。何故、この色が標準色に選定されたのかが不思議です。
初代ガンダムでは、会社にピンク色の塗料の在庫がたくさんあったので消費するために爆発シーンをはじめ矢鱈ピンク色を使ったそうですが、ピンク色の塗料は価格が安かったのでしょうか。赤色は他の色より高かったと聞きます。
蒸気機関車は端から煤で汚れるのを前提に黒ですし、初期の機関車も電車も煙害対策で茶色。逆に新幹線は汚れをすぐに洗浄するために清潔感のある白い車体です。
ローズピンクのEF81は今となってはほとんどいなくなってしまいましたが…交直流色の443系はパッチワーク状態ですし。




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米原駅でのシーン。
EF65だと思って近づいたら、ユーロライナー色のEF64でした。レール輸送用のチキを引いている工臨、じっくり見る間もなく、近づいたら発車して行きました。
既に廃車解体されて久しい機関車です。





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米原駅での思い出の味は、駅ホームでの井筒屋の「よもぎそば」。正直言うとそうそう美味しい味ではありませんでした。しばらくするとひっそりとメニューから消えていましたから…でも、米原駅に降り立った記念という意味合いでこのそばをセレクトしていました。

大回りの旅ルート途中乗り継ぎ駅で温かい駅そばにありつけたのは、和歌山、京都、新大阪、米原だけ。
残念ながら、2020年 井筒屋のえきそば自体が70年の歴史に幕を下ろしてしまいました。和歌山駅そばは2016年に閉店でした。

井筒屋さんは、駅そば終了後、幻のカレーに切り替えられたそうです。





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米原からは北陸本線で北上し、近江塩津へ。
使い慣れないデジカメで今なら使わないフラッシュを止める術も知らずに使っていました。




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この駅が大阪圏大回りの旅では最遠駅になり、また雰囲気の好きな駅です。この駅に来るために遠回り乗車をしている向きもあります。寝台特急「日本海」が現役の頃は19:20頃から15分ほど運転停車し、ため息をつくようにひっそりと長時間停車する様子が好きでした。

ここから、湖西線で京都方へ向かい、22時頃に大阪で大回りの旅が終りました。早朝からそんなことをしているのだから、苦行にもなります。
登山と似ているかもしれません。頂上を極めたら下山は苦行になりがちで、でも忘れた頃にまた山に登りたくなるという…


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by tedukuritreehouse | 2021-07-02 03:32 | JR近郊 | Comments(0)