純正麦球室内灯だった20系を白色LED化します。カタログに載ったまま全く再販されず、待ち望んでいた20系でした。相当前に購入したものです。かつては雰囲気アップのためにお気に入りの車両に組み込んでいた「新室内灯」と呼ばれた麦球も、白色LEDが普及した今となっては赤黒いような光に見えてしまいます。車両もリリース販売ごとにアップグレードされて、もう4世代前の型です。麦球は消費電力が大きいので長編成で何発も多用すると、動力車の走行力に支障が出ます。
純正の麦球の新室内灯ユニット。残念ながらこのユニットのスペースでは後付けのブリッジダイオードやCRDは納められないようです。
純正白色LED室内灯を組み込んでいた旧24系から20系へと室内灯を移植します。
旧24系も新規格24系が登場してからは、見劣りするようになりました。貴重な単品を見つけては集めて、ボディーを艶ありにしたり、屋根の成形湯口を削ってスエード調スプレーで質感を出したり、出始めの白色LED室内灯を奢ったり、相当手間暇をかけたのに新製品が登場すると…
Nゲージをやっていると新製品が出て、こんなガッカリさせられることが度々なので、虚しくなって気持ちが離れてしまうことがあります。新製品が発表されると、うなぎ上りだった中古オークション市場で旧製品の価値が暴落したり…と。
旧24系の分解の仕方は、今の車両と異なっています。車体を捻って屋根を外すというメーカー推奨のやり方です。幌の開口部からドライバーを突っ込んで屋根を押し上げて隙間を作って外すという方法も…これで幌の窓の上部を傷つけたことが幾度かあります。ビギナーには無理でしょう。
※メーカーはユーザーが分解することは推奨していません。あくまで自己責任です。
20系にLED室内灯を移植します。
集電向上効果があるかと、接点を増やすためにカプラースプリングをLEDの脚にはめてハンダ付けしました。LEDのラインはちょっとした衝撃や隙間で結線がズレて全く点かなくなったりします。
それがストレスになるのでハンダ付けします。カプラースプリングは銅製なのでハンダとも相性が良いかもしれません。
試験点灯。白色LEDは蛍光灯色なのでこちらの方が合っています。